スラスラ読めない小説なんかはすぐに途中で放棄してしまう"読書初心者の私"が読みやすくて是非たくさんの人に読んでもらいたいと思う『泣ける小説』を5冊紹介したいと思います。
"本は読んだ方が良い(読みたい)と思っているけど、何から読んで良いかわからない"という方にオススメです。
泣ける小説
青い鳥(重松清)
村内先生は、中学の非常勤講師。国語の先生なのに、言葉がつっかえてうまく話せない。でも先生には、授業よりももっと、大事な仕事があるんだ。いじめの加害者になってしまった生徒、父親の自殺に苦しむ生徒、気持ちを伝えられずに抱え込む生徒、家庭を知らずに育った生徒―後悔、責任、そして希望。ひとりぼっちの心にそっと寄り添い、本当にたいせつなことは何かを教えてくれる物語。
先生の素敵な対応に胸が熱くなります。
短編なのにとても内容が濃く、大切なことを教えられ、考えさせられます。
優しさの詰まった何度でも読み返したくなる名作です。
秘密(東野圭吾)
妻・直子と小学5年生の娘・藻奈美を乗せたバスが崖から転落。妻の葬儀の夜、意識を取り戻した娘の体に宿っていたのは、死んだはずの妻だった。その日から杉田家の切なく奇妙な“秘密”の生活が始まった。映画「秘密」の原作であり、98年度のベストミステリーとして話題をさらった長篇。
非現実的な設定にもかかわらず、細かくリアルな心理描写に一瞬にして引き込まれました。
苦しくなるシーンも多いですが、続きが気になり長編なのに一気に読めてしまいます。
とんでもない秘密に読み終わった後はもやもやして終わる人も多いよう。
また、同じ夢を見ていた(住野よる)
「人生とは和風の朝ごはんみたいなものなのよ」小柳奈ノ花は「人生とは~」が口癖のちょっとおませな女の子。ある日、彼女は草むらで一匹の猫に出会う。そしてその出会いは、とても格好いい“アバズレさん”、手首に傷がある“南さん”といった、様々な過去を持つ女性たちとの不思議な出会いに繋がっていき―。大ベストセラー青春小説『君の膵臓をたべたい』の住野よるが贈る、幸せを探す物語。
最初は読みにくい感じを受けましたが、読み進めていくうちに引き込まれ、どんどん面白くなっていきます。
小さな幸せに気付かせてくれる心温まる本です。
何かに行き詰まっている方には是非読んでもらいたい1冊。
ちょっと今から仕事やめてくる(北川恵海)
ブラック企業にこき使われて心身共に衰弱した隆は、無意識に線路に飛び込もうしたところを「ヤマモト」と名乗る男に助けられた。同級生を自称する彼に心を開き、何かと助けてもらう隆だが、本物の同級生は海外滞在中ということがわかる。なぜ赤の他人をここまで?気になった隆は、彼の名前で個人情報をネット検索するが、出てきたのは、三年前に激務で自殺した男のニュースだった―。スカっとできて最後は泣ける、第21回電撃小説大賞“メディアワークス文庫賞”受賞作。
会社で働いている全ての人が共感できるような内容で、サクッと読めてしまいます。
社会人になりたてで頑張りすぎてしまっている人や、ブラック企業で身を削りすぎている人には是非読んで欲しい本。
失はれる物語(乙一)
目覚めると、私は闇の中にいた。交通事故により全身不随のうえ音も視覚も、五感の全てを奪われていたのだ。残ったのは右腕の皮膚感覚のみ。ピアニストの妻はその腕を鍵盤に見立て、日日の想いを演奏で伝えることを思いつく。それは、永劫の囚人となった私の唯一の救いとなるが…。表題作のほか、「Calling You」「傷」など傑作短篇5作とリリカルな怪作「ボクの賢いパンツくん」、書き下ろし最新作「ウソカノ」の2作を初収録。
衝撃を受けました。
暗い中に希望があり、不気味なのに優しさがあり、切ないのに温かみのある不思議な作品集。
好みは分かれるかもしれませんが、短編集なので読みやすいです。
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今週のお題「読書の秋」