私が出した結論は、彼らなりの頑張りを認めてあげること、愛情を持って接してあげること、です。
批判するのは簡単ですが、せっかくお金と時間をかけて採用したのにスグに辞めさせて何か企業にとって特になるのか?今一度よく考えてみてください。
昨日、"精神的な体調不良で会社に来れなくなっている後輩Aさん"と"Aさんの同期で私の直の後輩であるBくん"と3にんでご飯に行ってきました。
とりあえず昨日のところは元気そうでした。
飲みにも行けるくらい元気なのに会社を休んでいるなんて甘えすぎ?許せない?
いや、言いたいことは分かりますが、そういう考えは今の時代には通用しないので、今すぐ捨ててください。
彼女は週の半分くらいは元気だけれど、残り半分は元気がなく、家からも出られないそうです。
今週は昨日が初めての外出だったようです。
Aさんは頑張り屋さんです。
教えたら一生懸命に覚えようとするし、何より素直です。でも、暗記がとても苦手です。
覚えられない事に対して"何をしているんだろう"と、いつも自分を責めてしまいます。
その積み重ねで体調を崩してしまいました。
今は、少し元気になったのに会社にも行けず、仕事を出来ない自分を責めてしまっているようです。
Bくんは不器用で雑で、覚えも悪い方だと思います。
良くも悪くも色々な事を気にしないタイプかと思っていたのですが、1、2ヵ月前までは色々な事を誰に相談していいかもわからず、会社が結構キツかったらしいです。
先輩として、全然彼の性格を把握出来ていなかった事を反省しました。
今は私ともう1人、相談できる先輩が出来て大分楽になったと言っていました。
私の下になって2ヶ月近くは、私の事をクソ怖い人だと思っていたらしいです。
"クソ怖かった"と本人に言えるくらい打ち解けてくれたようなので一安心ですが、最初からご飯に連れて行ったりしてもっとコミュニケーションを取ってあげるべきでした。
辛い中ここまで折れずに頑張ってくれた事に感謝しています。
2人とも覚えが悪いんじゃなくて、やってないだけだろう、と思う人もいるでしょう。
やって出来る人にはわからないから悩みだと思います。
でも、2回目同じ所でミスをし、指摘した時の表情を見ていれば、頑張っているけど出来ないのか、サボって出来ないのかくらいは多分見極められます。
それが分かっていない上司たちは、"わからない"のではなく"わかろうとしていない"のです。
どうして余裕のある上の人が下に歩み寄ってあげないのでしょう。
余裕のない下が上の期待に沿った行動をする、なんて無理な話です。
1年目の社員にとって辛いことは
・同期と比べて全然仕事が覚えられない
・気軽に頼れる先輩、上司がいない
という2つなんだと、昨日話して改めて感じました。
こんな件りがあり、今日、上司と新入社員の事について相談していたら、"辛いなんて当たり前だ。皆それを自分で乗り越えて行くんだ。"と言う発言がありました。
そこで思ったのは、
ゆとり世代は"自分一人で乗り越える"という力が備わっていないのではないか?
ということ。
辛い事に遭遇した時、乗り越える手助けをしてくれる人が必要なんじゃないか?と。
もしかしたら昭和の人達は、飲み会やなんかで上手く上司と打ち解けられていたのかもしれません。
ゆとりは上司との飲み会も好きではないので、そんな打ち解け方は出来ません。
上からしたら、それを嫌がるくせに、、と思うかもしれませんが、そういうものだと割り切ってください。
若い社員と打ち解ける簡単な方法があります。
褒めて、褒めて、褒めるんです。
褒められて嫌な気分になる人はいません。
そこに心が無ければもちろん伝わりますが、きちんと褒めれば、誰だって嬉しくなります。
「仕事が早い」「作ってくれた資料が見やすいて」「ここ難しいのによくわかったね」なんでもいいです。
容姿とか褒めるからセクハラ、と言われるんです。ただただ仕事を褒めてください。
兎に角褒めて自信をつけさせてあげます。
褒めて褒めて褒めたら、その後は直した方がいい事も教えてあげます。
たったこれの繰り返しで、その難しいゆとり世代はあなたに徐々に心を開くでしょう。
ゆとり世代の教育に必要なことは、まず愛情を持って接して、自分に心を開かせることです。
心を開かせてしまえばあとは簡単です。
困れば頼ってくれます。
わからないことは聞いてきます。
どんなようにでも教育できます。
複数の相手に心を開ければ、そんな簡単に辞めないです、多分。
というか、ゆとり世代じゃなくても一緒ですよね?
誰一人楽しく喋れる相手がいない空間にい続けるのって苦痛ですよね?
ゆとり世代は、そこから違う世代と打ち解ける術を持っていないのです。
それを認めて、上の世代から歩み寄ってあげてください。
眠いし何が言いたいのか良く分からなくなってきたけど、とにかくゆとり世代が気持ちよく働ける会社が少しでも増えることを願っています。