ちょっと重め?暗め?の記事ですみません。
いい加減腹が立って仕方ないので吐き出させてください。
私の働く会社は100人を超える従業員がいるのですが、そのうち半数以上が入社5年未満なんだそう。
私は今入社して4年目。
こんなペーペーでも、弊社では真ん中ぐらいなんだそうです...笑笑
"その会社大丈夫かよ"感は凄いですが、まぁ数年のうちには辞める気でいるので、会社の未来とかは正直どうでもいいです。
うちの会社が抱える問題
全体的に人の出入りが多いのも問題ですが、さらに深刻な問題は新卒の離職率の高さと退職理由、だと思っています。
新卒採用で採用するのは年に3人程度なのですが、私より上の世代の新卒採用組ら恐らく半数以上が辞めています。
私が入ってからの4年間で言えば、私の同期は入社2年目にうつで退職。
1年下の後輩の1人が入社1年目で会社に来れなくなり、支店?支社?へ異動。
そして最近、4月入社の新人のうち1人(Aさん)が入社半年で会社に来れなくなった、という所。
"うつ"は調べれば調べる程定義が曖昧で、実際のところはよくわかりませんが後輩の2人もうつの一種だと私は思っています。
うつは甘えではない
社会人になった当初は正直私も「うつは甘え」だと思っていました。
特に、『新型うつ病』と呼ばれる"会社には行けないけど友達とは遊べる"なんて甘えすぎもいいとこだと思っていました。
今思うと本当に表面しか見ておらず、うつの方には申し訳なく思います。
私の考え方が変わった理由は、会社に来れなくなった後輩の2人がとても可愛がっていた後輩だったからです。
ありがたい事に、2人とも私の事を慕ってくれていたようで、会社に来れなくなった後も私と連絡をとってくれていたのです。
そこで初めて"会社の最寄駅まで来たのに、そこから足が動かない"や"行こうとすると吐き気に襲われて家から出られない"という状況を目の当たりにしました。
彼女らは別に会社を休みたかったわけでは無いし、ある日突然この"行けない"という状況に陥るのだそう。
話を聞くと、本人たちの方が出社できない事に驚いていました。
周りの人にできる事
周りの社員にできる事は、こうなる前の早い段階で気付いて、その子に合った対策を一緒に考えて状況を変えてあげることだと思います。なんせ当の本人たちですら、出社できなくなると思っていないのですから。気付いてあげることが大切ですね。
同期の時や、1つ下の後輩の時には私にはまだ知識も足りず、申し訳ない事に、近くにいたにも関わらず、休職に入るまで何も気付いてあげられませんでした。
ただ、今休職中のAさんの場合には4ヶ月前からこの状態になる可能性を察知し、危惧してきました。心配して連絡をとったり、ご飯に行ったり、理解出来るように仕事を教えたり、と、何かと構ってきました。
ただ今思うと、私の"励ましたり応援したり"という行為すらも悪かったのではないかと反省しています。
ただ、それ以前に上司たちが彼女のために何かしていた気配は一切ありませんでした。
私の存在だけでは、彼女の日々のストレスを軽減させてあげるには少し距離が遠すぎました。
私ですら3度目で気付けたにもかかわらず、何度も同じような状況を見ている上司たちが何故気付けず、上手く対応出来ないのか甚だ疑問です。気付けないのか、気付かないふりをしているのかもわからないですが。
責任を負いたくない上司
年に1度ある組織変更のタイミングで、私は上司に「あの子、会社を辞めてしまいそうですよ。きちんと面倒を見るから私の下につけて欲しいです。」とお願いしました。まぁ普通にスルーされてしまいましたが。
結果、先輩は詰め込み教育型、上司は放置型、というグループに配属になりました。
いかにも詰め込んだらパニックになるタイプなのに。
また、Aさんが会社に来られなくなる1ヶ月前には、私の直属の上司に"本当にヤバいぞ"と伝えたのですが、案の定何も対応はして貰えませんでした。
多分自分の部下では無いからどうでも良かったし、責任を負いたくなかったんでしょうね。
前から上の人間に尻尾を振るだけで仕事をしないタイプだというのは知っていましたが、なんて冷たいのだろうと感じ、今は心底軽蔑しています。
会社に来れなくなった社員側の問題
正直、Aさんは理解力があるとは言えません。1から10まで教えると、覚えきれずに自己嫌悪してしまうタイプです。
あくまでも彼女の場合ですが、彼女に問題があるとすれば、それは真面目過ぎるところでしょう。
でも、覚えられないタイプならば、沢山したミスのうち重要なところを2つだけ教え、それを覚えたらまた2つ教えてあげればいいと思っています。
1年目には教えられた10個のうちどこが重要か、なんて判断出来なくて当たり前でしょう。むしろ重要度に差があるとも思っていないでしょう。
私も理解力があるタイプでは無かったので、パニックになる気持ちは良くわかります。
甘えてないで努力しろよ、と思うかもしれませんが、多分彼女は彼女なりに努力していたと思うし、そもそも今の世代にそれを押し付けてはいけないのです。時代の流れ、です。
なんなら"あなたたちの世代がこういう風に育てたんでしょ"と声を大にして上司に言いたいくらいです。
世代間のギャップ
違う世代の考え方を理解できないことは、いつの時代でも一緒だと思います。
最終的には、余裕があるはずの上の世代が下の世代を理解し、歩み寄るしか方法は無いのだろうと思います。
社会の中心は若い世代です。若い世代の考えを受け入れず、若い世代の社員が辞めていけば、その会社はどんどん社会の流れについていけなくなり、衰退していくでしょう。
お互いに自分の考えに合わせて欲しい、と思っているうちは、溝は埋まりません。お互いに愛情を持ち、相手を理解しようとする心が必要なのです。"お互いに"
私にできる事
私にはこの会社の、上司たちの対応を変えるような力は持ち合わせていません。この会社を良くしたいという情熱も持ち合わせていません。
もう私は今の会社に期待などしていないし、会社の利益がどうとかは本気でどうでも良くなりました。この会社の為に頑張るなんて阿呆らしいとさえ思っています。
しかし、休職している新人の事は気がかりです。無理して戻って来て欲しいなんて思っていません。無理なら辞めるのも1つだし、昔と違い、それが彼女の今後にとって大きなマイナスになるとも思いません。
元気にさえなってくれればそれでいいです。
会社に来れなくても、友達と元気に遊べているのであれば、それで十分です。
ただ、"新卒で入ったあの会社は誰一人、何も対応してくれなかった。会社ってそうい
ものなのだ。"という印象だけは持って欲しくないと思っています。
彼女が今後、"社会って皆冷たいものなのだ"と思わないように。
彼女が休みに入ってから2度だけLINEをし、来週、一緒にご飯を食べに行く約束をしました。他の後輩曰く喜んでいてくれているようですが、実際心から行きたいと思ってくれているかはわからないし、誘ったことで何かしらの負担がかかっていないとはいいきれません。
でも1つ下の後輩の時にも、「会いに来てくれたのが救いだった」と言ってもらえているので、これが少しでも彼女の救いになると信じています...
まとまってもいない気持ちを、ダラダラ書いてすみませんでした。
最後に
きちんと対応してくれるまで、しつこく上司に訴え続ければ、何か変わっていたかもしれなかったのに。
中途半端なことしかできず、最後まで力になってあげられなくてごめんなさい。
来週、どんな話をしようか、どんな話なら楽しんでくれるのか、1週間ゆっくり考えておくね。
少しでも元気な姿を見れることを期待しているよ。