りっぷとぽんちょ

女子力低い系不器用女子ががんばるぶろぐ。

【肩凝り】頭痛や吐き気のほかに腕の痺れがある場合、胸郭出口症候群かもしれませんよ。

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肩凝りが悪化して、ひどい頭痛や吐き気で仕事や家事が手に付かないなんて経験ありませんか?

私は高校生の頃からひどい肩凝りに悩まされるようになり、 1,2か月に1度のペースで頭痛・吐き気に襲われていました。

 

姿勢の悪さから来るただの肩凝りかと思っていたのですが、どうやらそれだけではなかったようです。

 

・電車で吊革に掴まっている時

・頭の高い位置でポニーテールやお団子をつくる時

など、私は数分間腕を挙げていることができません。

たかだか4,5分程度手を上に挙げているだけで、しびれて辛いのです。

皆そういうものだと思っていたのですが、どうやらこれがとあるサインだったようです。

 

私と同じような症状はありませんか?

もしかするとそれ、ただの肩凝りではなく 胸郭出口症候群(きょうかくでぐちしょうこうぐん)かもしれませんよ。

 

今回の記事では「胸郭出口症候群とは何なのか?」、「原因」、「セルフチェックの方法」をお伝えします。

もし、自分もコレに当てはまりそうだと思ったら是非一度整骨院接骨院にて確認することをオススメします。

 

また、胸郭出口症候群だった場合、ストレッチだけで根本から改善される訳ではないですが、症状の改善のためにストレッチは有効な手段となります。

同じような症状で悩んでいる方のために後日、ストレッチをいくつかご紹介いたしますので参考にして下さい。

 

 

胸郭出口症候群とは?

胸郭出口症候群(略称:TOS)とは、 筋肉が血管と神経を圧迫することで様々な症状を引き起こす疾患の一種です。 神経が圧迫される場所により以下の4つに分類されます。

  • 斜角筋症候群 : 首を支える筋肉の間の圧迫
  • 肋鎖症候群  : 1番上の肋骨と鎖骨の間の圧迫
  • 小胸筋症候群 : 胸と肩の間の筋肉の圧迫
  • 頸肋症候群  : 頸椎に本来無いはずの小さな肋骨による圧迫

この総称が胸郭出口症候群です。

なで肩の女性やいかり肩の男性に多く、ピークは20代とも言われています。  

 

※"症候群"という言葉にはそもそも「原因がハッキリしないもの」という意味があるそうです。

 

症状

胸郭出口症候群の方には以下のような症状が見られます。

  • 肩凝り、手の血行不良(冷え、だるさ)
  • 腕をあげる動作により、手や腕の痺れ
  • 重い物を持つことによる、手や腕の痺れ、痛み
  • 肩、腕、肩甲骨周辺の痛み
  • 耳鳴り、頭痛、めまい
  • 後頭部から耳、口のあたりの痺れ
  • 熱感、冷感、脱力感

悪化すると

  • 疼くような、時には刺すような痛み
  • しびれ感、ビリビリ感などの感覚障害
  • 握力低下や細かい動作がしにくいなどの運動麻痺

などの症状が起こることも。

さらに、手指の運動障害や握力低下のある例では、手内筋の萎縮により手の甲の骨の間がへこみ、小指球筋と呼ばれる掌の小指側の盛り上がりが痩せることもあります。

 

原因

斜角筋症候群

斜角筋症候群の患者に見られる共通点は頸椎の“歪み”です。

日常生活における姿勢不良などで頸椎が歪んだ結果、斜角筋に負担を掛け続けることで発症したと考えられます。

その他、格闘技等のスポーツ、交通事故、整体の矯正などで

急な首の曲げ伸ばしや捻りなど、首に強い負荷がかかることで起こることも

 

肋鎖症候群

習慣性の頸肩腕過労による血行不良、 不良姿勢や老化による骨格の変位によって起こります。

デスクワークや勉強での長時間の前傾姿勢が主な原因とされています。

また、女性に多いとされるのが職業性の筋膜過労。

筋膜過労は炎症を引き起こし、筋部の膨張から血管を圧迫して血行不良、次いで代謝異常に陥ります。

日々重い荷物を背負う方は注意が必要です。

 

小胸筋症候群

なで肩の女性や猫背の方に多く見られます。

肋鎖症候群と同様、デスクワークや勉強での長時間の前傾姿勢が主な原因とされています。

猫背になると肩が前に入るため、小胸筋を緊張させてしまいます。

小胸筋は呼吸を助ける筋肉であるため、固くなると呼吸がし辛くなるという特徴があります。

 

頸肋症候群

頚肋骨とは、本来12対である肋骨に加わるもう1つの肋骨の事です。

頚肋骨がみられる場合は第七頸椎、時には第六頸椎からもう1本の肋骨が発生し、鎖骨下動脈や静脈、腕部神経叢を圧迫する事となります。

頚肋骨が残存する理由は幼い頃の形成不全

頚肋症候群の場合、骨が原因のため鍼灸治療は効かず、手術を行うケースが多くなります。  

 

身体の歪みサイン

お気づきでしょうか。

頸肋症候群は骨の異常ですが、それ以外は要するにほぼ全て身体の歪みが原因です。

以下の項目に当てはまる場合、身体が歪んでいるサインです。

チェックしてみて下さい。

  • 足を組みたくなる
  • 片肘を付きたくなる
  • 左右の靴のかかとの減り具合が違う
  • 脚を揃えて立った際に両膝がくっつかない
  • 顔のパーツの高さが左右非対称
  • 歩いてる間にタイトスカートが回転する
  • ブラジャーのストラップが片側だけ落ちる

 

胸郭出口症候群のセルフチェック

手のしびれなどの症状もあり、身体も歪んでいる場合には 胸郭出口症候群である可能性が高いと言えるでしょう。

近くの整骨院などできちんと調べてもらうのが1番ですが、 スグに整骨院に行く時間がない方などの為にセルフチェックの方法をお伝えします。

 

ルーステスト(ROOS TEST)

 

写真のように肘を90度曲げた状態にします。

この状態で指をグー・パー・グー・パーと ゆっくり曲げ伸ばしを行います。

これを3分間続けられなければ、陽性!

健康な方でも3分やるとそれなりに怠くはなると思います。

判断基準としては

・痺れなどの症状が現れた場合

・普段の痛みや怠さが明らかに悪化した場合 です。

重症な方は1分以内で限界に達することもあります。

 

※ちなみに私は頑張ってもせいぜい2分が限界でした...

  

モーリーテスト(MORLEY TEST)

 

鎖骨上窩という鎖骨の上にあるくぼみを強めに1分程度押し続けます。

上肢や胸のあたりにしびれや痛みが生じたら、陽性!

肩凝りのある方は通常ここを押すと痛みを感じる箇所ですので 乱暴には押さないように注意して下さい。  

 

まとめ

いかがでしたでしょうか。

恐らく普段の姿勢の悪さが原因で、血管や神経を圧迫してしまうような状態になるのです。

放っておくと痛みや痺れはどんどん酷くなります。

今一度、自分のは本当にただの肩凝りなのかを確認してみましょう。

 

こうなってしまうと、整骨院などの病院に通ってもなかなか完治に至りません。

また、ストレッチだけでも簡単に治るようなものでもありません。

しかし、整骨院で矯正などの治療をしつつ、ストレッチを続ける事で「姿勢」が改善されれば、徐々に症状は改善していきます。

頑張って辛い症状から脱却しましょう。

※後日ストレッチ方法公開予定